過去掲載記事

労働者の怪我が最も少ない国はポーランド、シンガポール。日本は何位?

2020.11.24

世界には労働中に怪我をするような過酷な労働環境で働く労働者もいて、労働者の安全に関する基準を設けないような雇用主も存在します。
一方で、労働者の安全性が補償された環境が整っている国もあり、国によって労働環境は全く異なります。
そこで、世界の労働環境と比較した時に日本の労働環境はどのように目に移り、今度どういった部分で改善が必要なのか解説していきます。

所得の低い国は労働環境が過酷?!

世界中にはさまざまな国があり、国によって所得も異なります。
所得の低い国では農業や漁業に危険が多く、仕事中に怪我を負うことも多いと言われています。
ロイド・レジスター基金の調査によると、とくにアフリカ諸国で深刻な怪我を負ったという労働者が多いと言われています。
反対に、仕事中に怪我を負った人が少ない国はポーランドが1位、続いてシンガポールやイタリアになっています。

所得の高い国ではメンタル面の健康が問題に

怪我などの健康面だけではなく、ハラスメントや暴力などメンタルの健康面も労働問題の1つです。
肉体的な怪我だけではなく、メンタルの怪我も労働者にとっては本来であれば雇用主によって守られなければならないものです。
メンタルに関する問題は、所得の高い国に多いと言われています。
職場においてセクハラやモラハラなどの暴力があり、世界中で多くの労働者が悩まされています。

世界から見た日本の労働環境とは

世界中の国でさまざまな労働問題があり、労働者は危険や不安にさらされています。
日本は怪我をするような過酷な労働環境のランキングに掲載されることはなく、メンタル面の健康においても国名が挙がることはありませんでした。
このことから、世界から見ると日本の労働環境は比較的安全な方であると言えるでしょう。
しかし、労働中に怪我をするようなこともあれば、メンタルの健康を損なうような問題を抱えている労働者もいます。
日本でも現在の環境に満足することなく、より安全な労働環境で労働者が働けるように更なる整備が必要です。

日本の労働環境は安全な方であるとはいっても、労働問題に悩む労働者は国内に多数います。
もし自分の働く労働環境に疑問や不安があるような場合には、労働組合や弁護士に相談してみましょう。
直接使用者と話し合って改善することが難しい場合でも、専門家のサポートがあれば職場の改善が期待できます。
働きやすい環境と労働者にとって安全な環境を作るためにも、一人で悩まずにご相談ください。